2020年08月18日 |
東北大、バッテリー不要の常温発電デバイス新開発 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:東北大学 |
東北大学のマイクロシステム融合研究開発センターと大学院工学研究科の小野崇人教授の研究グループは17日、マイクロ加工技術を用いて熱電素子を量産する技術を開発するとともに、周囲の温度変化を利用して発電する熱電システムを試作し、バッテリーレスでのIoTセンサの動作に成功したと発表した。 スマート社会における多種多様なセンサの電源として、太陽光発電が利用できない暗所でのエネルギー供給源の開発が待たれる中、同技術の開発により、暗所でも環境の温度変化を利用して発電することが可能となった。いったん蓄電した後にセンサに給電して動作させることもできる。 今回、蓄熱と放熱機構を組み込んだ熱電素子として、温度差のみならず環境の温度変化から発電する常温発電デバイスを新開発した。 将来は防災やセキュリティー、構造物のモニタリング等で長期間にわたり、電池交換などのメンテナンスが必要のないセンサ・システムへの応用が期待される。 東北大学ホームページ https://www.tohoku.ac.jp/japanese/newimg/pressimg/tohokuuniv-press20200817_03_loT.pdf |