2020年08月19日
BASF・出光合弁の1.4ブタンジオール工場 閉鎖
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:BASF

独・BASFは19日、出光興産と合弁(BASF出光=BIC)で事業化してきた、1,4-ブタンジオール(BDO)生産工場(千葉・市原市)を今年12月に閉鎖すると発表した。BASFと出光興産の合弁契約も解消する。

工場の生産能力は年産25,000トン、BDOはポリエステルやポリウレタン、工業薬品の原料などとして使用されるが、国内の市場規模は縮小しており、このところのアジアでの生産能力増大などにより大幅な供給過剰状態を招いている。

BICはBASF(67%)と出光興産(33%)の合弁により2003年7月に再編。千葉コンビナート内でBDOを製造、販売してきた。今回の工場閉鎖は、BASFがIKCと合意の上で決定したもので、BIC工場の従業員数(21人)に対してはグループで雇用機会を提供するとしている。


ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1597818438.pdf