2020年08月20日
BASF、中国のアルコキシレート生産能力倍増へ
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:BASF
BASFグレーターチャイナのプレジデント兼チェアマンのDr.ステファン・コートラーデ(左)と上海市金山区知事のLiu Jian氏

ドイツ・BASFは20日、中国の金山(上海)への投資により、アジア太平洋におけるアルコキシレートの生産能力を増強すると発表した。

同社は中国を含むアジア太平洋での需要増に対応するため、Sinopec Shanghai Petrochemical Company 社(シノペック 上海 ペトロケミカル)が保有し、BASFの金山工場に隣接する、アルコキシレート生産関連の土地、建物 および資産を取得した。

金山工場のアルコキシル化製造ラインは現在フル稼働しており、今回の買収で金山工場の生産能力は2020年末から倍増する。

「今回の投資により、BASFの中国への取り組みを強化し、金山工場をこの地域における ケア・ケミカルズ事業本部の重要な生産拠点にしたい」と、BASFグレーターチャイナのプレジデント兼チェアマンであるステファン・コートラーデ氏は述べた。


<用語の解説>
◆アルコキシル化技術 :アルコキシル化とは洗浄性組成物 や有機低分子化合物及びその製造などの分野において活用される技術の総称。洗濯用洗剤、業務用洗浄剤、可塑剤、乳化重合剤、農薬添加剤、ポリウレタンなおの製造に用いられる。


ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1597906184.pdf