2020年08月26日 |
三菱ケミの生分解性樹脂ジッパー、欧州で認証取得 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:三菱ケミカル |
三菱ケミカルは26日、同社の生分解性樹脂 BioPBSを用いて、プラスチック加工のタキロンシーアイ(本社:大阪市)がジッパーを開発し、ヨーロッパの生分解性製品の認証機関、TUV AUSTRIA社から“ OK Compost”認証を取得したと発表した。 BioPBS は、三菱ケミカルが開発し、基本特許を有する植物由来の生分解性樹脂。タイ PTT Global Chemical 社と折半出資の PTT MCCBiochem Company Limited が製造している。自然界の微生物によって水と二酸化炭素に分解されるため、自然環境への負荷が少ない。 また、他の生分解性樹脂に比べて低温ヒートシール性・耐熱性・ 柔軟性などに優れた性能を有する。 ジッパーのような厚みのある製品で生分解性製品の認証が得られたことで、今後はさらに衣料用やパッケージなど、幅広い用途に展開していきたいとしている。 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1598404258.pdf |