2002年03月19日 |
ED問題で日米欧が合同特別セッションを開催へ |
第1回会合は6月24~25日に東京で |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:経済産業省 |
OECDに加盟している日欧米など先進化学工業各国は、化学物質の内分泌かく乱(ED)作用の評価に関する様々な問題をディスカッションするための新たな特別セッションを6月に開催することでこのほど合意した。経済産業省がOECDの化学品合同会合で提案したのに対して各国が賛同したことによるもの。 これは、内分泌かく乱作用を有すると疑われる化学物質の評価のための概念的な枠組みや試験戦略の在り方、さらには内分泌かく乱化学物質の試験と評価に関する協力体制の在り方などを各国の関係行政機関の代表や研究者が集まって討議していこうというもの。 セッション名は「EDTA(Endocrine Disrupters Testing and Assessment)スペシャルセッション」。6月24と25の両日、東京で開催される予定。出席者は、日米欧各国の行政担当者と研究者ならびにOECD事務局員など、合わせて20~30人となりそう。 内分泌かく乱化学物質問題の解決には、産官学共同の国際的な協力体制による取組みが不可欠。とりわけ、同問題の最重要ポイントの一つである“かく乱作用の評価”に関しては十分に情報と意見を交わして世界共通の最適システムを確立していく必要がある。それだけに新たに設けられる特別セッションにおける論議の行方が注目される。 |