2020年09月01日
日本ポリエチ、鹿島工場のLDPE6.2万トン停止へ
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:日本ポリエチレン

日本ポリエチレン(本社:東京都千代田区、山田 清隆社長)は1日、事業再構築のため、2021年5月をめどに鹿島工場(茨城県神栖市)の低密度ポリエチレン(LDPE)製造設備1系列を停止し、生産を川崎工場に集約すると発表した。

鹿島工場のLDPE設備は高圧・チューブラー法。年産6.2万トン能力。経年劣化に伴う修繕費の上昇がネックになっていた。

生産を集約する川崎工場は現在、LDPE年産9.5万トンのほか、HDPE同12.5万トン、LLDPE同5万トンの各設備を有する同社の生産拠点。鹿島の停止後も川崎工場の設備はとくに変わらないという。

同社では「今後はさらに製品の高性能化を進め、安定供給につとめていきたい」と言っている。
鹿島工場のLDPE設備は停止後は廃棄する方向だ。

なお、川崎工場で生産しているエチレン酢酸ビニルコポリマー(EVA)は、再構築計画の一環として21年5月には生産・販売を停止する。設備能力などは非公開。


ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1598935571.pdf