2020年09月03日
東ソーの「革新的分離膜/CO2回収技術」NEDOが採択
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:東ソー

東ソーは3日、九州大学と共同開発した「革新的CO2分離膜による省エネルギーCO2分離回収技術」が、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の「先導研究プログラム/エネルギー・環境新技術先導研究プログラム」に採択されたと発表した。事業委託期間は今年6月から2021年3月まで。

採択された技術は、アルカノールアミンを高分子マトリックスに担持した中空糸膜モジュールに関する技術。この分離膜は、高いCO2選択性を示すため、高純度のCO2を分離回収することが可能だ。

同社は、産学連携によって、この中空糸膜モジュールを用いた省エネ型の石炭火力発電の排ガス中からのCO2 分離回収技術確立を目指す。

同社は、温室効果ガス(GHG)排出量削減への取り組みは、今後の事業の成長につながるとして、引き続きエネルギー使用の効率化、GHG 排出量の削減、CO2 の分離回収・原料化による有効利用に向けた技術開発を推進していく方針だ。