2020年09月03日
NEDO、出光「風力発電長寿命化用潤滑油」を助成
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:出光興産

出光興産は3日、同社が提案する「風力発電機の長寿命化に向けたマルチスケールトライボ解析・実験による最適潤滑剤設計」が、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の「風力発電等技術研究開発/風力発電高度実用化研究開発/風車運用・維持管理技術高度化研究開発」助成事業に採択されたと発表した。

潤滑剤の性能(耐摩耗性・長期安定性)向上を図り、洋上風車の軸受や歯車で使用する潤滑剤の平均交換頻度を現状の5年から15年へと3倍延長するなど、機械の長寿命化に向けた新技術開発を行う。
事業期間は、2020年度から2022年度の3年間。

同社は兵庫県立大学および岡山大学と協働して、洋上風車の軸受や歯車のメンテナンスフリー化に寄与する潤滑剤の創出と実証を行う。同社の潤滑剤開発技術と評価方法をベースに、兵庫県立大学のシミュレーション技術やスーパーコンピューターによる大規模実証計算技術、岡山大学開発の新材料を利用して開発する。


ニュースリリース参照
https://www.idss.co.jp/news/2020/200903_2.html