2020年09月07日
京大など、宇宙観測により「電子の豪雨」現象解明
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:京都大学

 京都大学の栗田怜 生存圏研究所准教授は4日、国立極地研究所、早稲田大学、宇宙航空研究開発機構、茨城工業高校、名古屋大学、京都大学、金沢大学、電気通信大学などとの共同研究により、国際宇宙ステーション(ISS)に搭載された複数の観測装置と、ジオスペース探査衛星「あらせ」との同時観測データから、ISSで観測される「電子の豪雨」現象の原因がプラズマ波動であることを明らかにしたと発表した。

 本研究成果は、ISSでの宇宙飛行士の船外活動のための宇宙天気予報、さらに人工衛星の保護のための放射線帯の宇宙天気予報の精度向上につながると期待される。

 同研究成果は、8月14日に、国際学術誌「Journal of Geophysical Research: Space Physics」のオンライン版に掲載された。


京都大学:ホームページ
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research/research_results/2020/200814_3.html