2020年09月07日
伊藤忠、医療・ヘルスケア業界向けDX事業に参入
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:伊藤忠商事

伊藤忠商事は7日、医療マーケティング事業を展開するフェーズワン(本社:東京都中央区、稲葉一元社長)と資本業務提携し、新たに医療・ヘルスケア業界向けDX支援事業に参入したと発表した。

わが国では高齢化に伴う医療費の増加は大きな課題の1つで、医療現場の効率化が求められている。加えて、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、医療機関にとっては院内感染防止の上でもデジタルを活用した新たな医療現場構築へのニーズが高まっている。医療、介護分野のDX市場規模も2017年の472億円から、2030年には約1,900億円へと拡大が見込まれている。

DXとは、デジタルトランスフォーメーションの略。企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、製品やサービス、ビジネスモデルを変革し、競争優位性を確立することをいう。

フェーズワンは2005年の設立。医療機関や製薬企業向けにデジタルを活用したプロダクトやサービスの開発、運用、コンテンツ制作等を実施してきた。

伊藤忠商事はフェーズワンとの資本業務提携により、さらなる医療・ヘルスケア分野のDX推進体制を構築し、国内外の医療機関へDX支援事業を展開していく方針だ。