2020年09月10日 |
宇部興産、京都の「まゆメーカー」に出資 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:宇部興産 |
宇部興産は10日、絹タンパク(セリシン・フィブロイン)の抽出や製品開発を行う、ながすな繭(本社:京都府京丹後市、永砂修社長)の第三者割当増資引き受けによる同社への出資を決めたと発表した。 ながすな繭は、19948月の設立。資本金2100万円。わが国シルク産業の拠点である京丹後市で、シルクプロテインの研究・開発及びその加工品等の製造・販売を事業化してきた。 シルクプロテインは、自然界の微生物で分解される環境に優しい素材で、フィルム、スポンジ、粒子などに加工もしやすい。 同社はこれまで独自技術で医療機器、化粧品、繊維、コーティング等の製品を開発し市場展開してきた。 宇部興産は、こうした取り組みに賛同し今回、出資を決めた。今後は連携して市場のニーズの把握や新たな開拓、品質の向上や量産化などに協力していく方針だ。 ニュースリリース参照 https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1599703751.pdf |