2020年09月10日 |
AGCの大型曲面ガラス、キャディラックが採用 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:AGC |
AGCは10日、同社の大型・曲面車載ディスプレイ用カバーガラスが、米キャデラックのラグジュアリーSUV「エスカレード」のニューモデルに採用されたと発表した。 同社の化学強化用特殊ガラスDragontrailに光学薄膜コーティングや曲げなどの加工を施したもので、自動車業界初となる曲面P-OLED(プラスチックOLED)ディスプレイを採用した。 「エスカレード」のディスプレイは3つの画面から構成され、それぞれメータークラスター情報やナビゲーション、インフォテイメントなど、ドライバーに必要な多種類の情報を表示する。 AGCが開発した特殊な製法で曲げることでP-OLEDディスプレイおよびガラス本体にかかる応力負荷を低減し、長期的な強度と形状安定性を実現した。また、同社特許によるコーティングや装飾印刷技術によって、高い視認性とスムーズなタッチパネル操作に求められる機能(防汚処理、耐摩耗性)を有する。 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1599713951.pdf |