2020年09月16日
住友ゴム、「京」活用のシュミレーションが受賞
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:住友ゴム

住友ゴム工業は16日、スーパーコンピュータ「京」を活用して行った研究「タイヤ用ゴム材料の大規模分子動力学シミュレーション」が、HPCI(革新的ハイパフォーマンス・コンピューティング・インフラ)利用研究課題優秀成果賞を受賞したと発表した。

10月29日~30日にオンラインで開催予定の(一財)高度情報科学技術研究機構「第7回「京」を中核とするHPCIシステム利用研究課題 成果報告会」で成果発表および受賞式が行われる。

住友ゴムは、より高い安全性と環境負荷低減に貢献できるタイヤ開発を目標に、2012年から「京」を活用して大規模分子動力学シミュレーションを行いゴム材料の研究開発を進めてきた。

今回受賞した研究は、ゴム材料に添加するシリカとカップリング剤の結合の仕方がゴム材料の強度に及ぼす影響を明らかにしたもので、ゴムの耐摩耗性向上につながる成果となった。今後は、このシミュレーションの成果を新たなゴム材料および商品の開発に生かしていく方針だ。


ニュースリリース参照
https://www.srigroup.co.jp/newsrelease/2020/sri/2020_061.html