2020年09月17日 |
三洋化成子会社、脱水性向上のSAP 新開発 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:三洋化成 |
三洋化成工業の100%子会社で高吸水性樹脂(SAP)を製造販売するSDPグローバル(本社:東京都中央区、下南裕之社長)は17日、脱水性に優れたSAPを開発したと発表した。 SAPは、吸水性や保水性に優れ、紙おむつなどの衛生用品の吸水材として使用される。使用済み紙おむつはふつう一般ごみとして焼却処理されるが、水分を含むため燃えにくく、多くのエネルギーを必要とし、焼却炉に負荷がかかる。 同社が今回開発したSAPは、従来品と遜色ない吸水・保水機能を維持しながら、わずか5分で75%以上脱水することができる。従来品と比べて脱水性が約3割向上し、使用済み紙おむつに対しても同程度の減容化が期待できる。脱水速度が早いため処理時間が短縮でき、処理能力の向上につながる。 SDPグローバルは、同技術を適用した脱水性に優れたSAPを早期に上市ししていく方針だ。 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1600308768.pdf |