2020年09月18日 |
東北大、ハードウェア“指紋”認証の新方式開発 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:東北大学 |
東北大学電気通信研究所の本間尚文教授らの研究グループは17日、ハードウェアの“指紋”(固有の乱数値を出力する機能)を利用した認証の新方式を開発したと発表した。 これにより、多様な“指紋”の認証が可能となり、実現コストの大幅な削減(従来比半分以下)が達成できる。 これまで搭載が困難だった情報通信機器への利用拡大が期待できる。 ハードウェア認証技術は、ハードウェアの流用や偽造、不正な改ざんを防ぐ技術として、近年重要性が高まっている。開発した新方式は、質の悪い(安全性の低い)“指紋”であっても、質の良い(安全性の高い)“指紋”に効率的に変換して認証する。 この結果、多様な“指紋”への適用が可能となり、長期間の運用にも耐える認証を実現する。 また、世界最高の変換・認証効率により、従来比で半分以下のコストで実現できる。 こうした特長から、今後さまざまな情報通信機器の認証技術として、幅広い利用が期待される。 なお、同成果は9月16日にオンラインで開催された国際暗号学会の国際会議で発表された。 東北大学:ホームページ https://www.tohoku.ac.jp/japanese/newimg/pressimg/tohokuuniv-press20200917_02web_hardware.pdf |