2020年09月23日

三菱ケミ、ソアロン繊維「環境負荷度」提示

【カテゴリー】：経営 【関連企業・団体】：三菱ケミカル

三菱ケミカルは23日、 アセテート繊維「ソアロン」（商品名）の サステナ ビリティに関する新たな取り組みとして「 SOAGREEN PROGRAM 」（ソアグリーン・プログラム）提示を開始すると発表した。 ソアロンは、木材パルプを原料とする半合成繊維。 国内だけでなく海外でもサステナブル素材として注目されている。同社はこれまで、ソアロンの原料調達からテキスタイル製造までの各段階でのサステナビリティを担保すべく、各種第三者認証を取得してきたが、個々のテキスタイル商材は糸構成や生産プロセスが多様で、それぞれの環境負荷度を客観的に示すことはできなかった。 だが今回、こうした個々に異なるテキスタイル商材についても環境負荷度を数値化・分類し、改善に向けた課題 の「可視化」を実現しようと、同プログラムを策定した。 設計・製織 製編・染色など生産段階ごとに内容・工程・手法を検証し、ソアロン専用に設定した独自の 評価基準で採点評価し、各商材を等級化して3つのクラス（SOAGREEN レベル）に分類する。 商材ごとに環境負荷度を示すことで、素材評価に際して、素材感や品質などに加え、新たにサステナ ビリティの視点でも検討できるようになる。 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1600834908.pdf