2020年09月23日 |
クラレ、ベルギーの再生炭生産設備を増設 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:クラレ |
クラレは23日、使用済み活性炭を再生した再生炭の需要が好調なため、米国子会社であるCalgon Carbon Corporation(カルゴン・カーボン社)の欧州拠点の一つ、ベルギーChemviron S.A.(ケムバイロン社)のフェルイ工場で生産設備を増強すると発表した。年産11,000トン分の能力増強を行う。投資額などは非開示。 活性炭は、瀝青炭やヤシ殻などを原材料として加工した表面に微細孔を持つ炭素材料で、微細孔の大きさや形状によって、さまざまな用途に使用される。 カルゴン・カーボン社は、クラレが2018年に買収した瀝青炭ベース活性炭のグローバル・トップメーカーで、使用済み活性炭を高温熱処理して再活性炭とする再生事業でも、世界有数のシェアを有する。ベルギー・フェルイ工場は欧州における再生事業の中核工場。今回の増設で引き続き安定した供給体制を構築する。 <生産設備増設の概要> ◇場所:ベルギー・フェルイ ◇生産能力:増設分 年産11,000 トン ◇投資金額:非公表 ◇稼働時期:2022年下期予定 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1600848655.pdf |