2020年09月29日 |
北大、プラチナ触媒でフードロス削減へ取り組み |
【カテゴリー】:環境/安全 【関連企業・団体】:北海道大学 |
北海道大学は29日、北海道科学技術総合振興センター、北海道立総合研究機構および食品流通業のセコマグループ(本社:札幌市、赤尾洋昭社長)と共同で、食品の生産、流通、小売等のサプライチェーンにおけるフードロス問題の解決と歩留まり向上を目指して、フードロス削減コンソーシアムを設立したと発表した。 サプライチェーンにおける食品の鮮度保持の最適化は、フードロス削減や歩留まりの向上、持続可能な生産・消費に寄与し,国連で採択されたSDGs(持続可能な開発目標)達成のためにも重要な課題となっている。同コンソーシアムでは鮮度保持技術の実用化、普及に向けた活動を通して、SDGsに寄与する取り組みを進めていく方針だ。 北海道大学では、触媒科学研究所の福岡淳教授が、低温環境下(0℃)でもエチレンを完全分解することができるシリカ担持プラチナ触媒を2013年に開発している。同大学とセコマは、2018年4月に締結した「地域創生連携協定」に基づき、野菜保管倉庫におけるプラチナ触媒の効果を確認済みだ。 ニュースリリース参照 https://www.hokudai.ac.jp/news/pdf/200929_pr.pdf |