2020年09月30日 |
東大、ポーズとるだけ/風船構造の乗り物開発 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:東京大学 |
東京大学 大学院情報理工学系研究科の新山龍馬講師らは、科学技術振興機構(JST) などとの共同研究プロジェクトの中で、ポーズをとるだけでカスタムメイドできる風船構造を使ったパーソナルモビリティpoimo(ポイモ)を開発したと発表した。 専用のソフトウェアを使って、欲しい乗り物をイメージしたポーズで撮影するだけで、ユーザーそれぞれの体格や乗り方に合ったパーソナルモビリティが簡単に設計できる。 風船構造は、丈夫な布地を切り抜いて自由な形状で製作でき、カスタムメイドに適している。車体だけでなくステアリングや車輪まで風船構造で作られるため、従来のモビリティと比較して軽量でやわらかい。空気を抜いて折りたたむこともできる。 従来のパーソナルモビリティには電動アシスト自転車や電動スクーター、電動立ち乗り二輪車などがあるが、カスタムメイドはできなかった。使っていない時の置き場所や持ち運び方法にも課題があった。 今回開発したpoimoは、膨らませれば普通のバイクや車いすのサイズになり、空気を抜いて折りたためばコンパクトに収納でき、手軽に持ち運ぶことができる。 同研究成果は、10月の国際会議「33rd ACM User Interface Software and Technology Symposium (UIST)」で発表される。 東京大学ホームページ https://www.jst.go.jp/pr/announce/20200929-2/pdf/20200929-2.pdf |