2020年10月05日
協和キリン「ブロスマブ」欧州委の承認取得
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:協和キリン

協和キリンは5日、Crysvita (一般名:ブロスマブ)のX染色体連鎖性低リン血症XLHを対象とした適応拡大について、欧州委員会から販売承認を取得したと発表した。

XLHの兆候や症状は幼児期から始まる。 低リン血症に伴い、 骨石灰化が障害されることにより、下肢の変形や発育不全 、疼痛を引き起こす。また、 歯槽膿漏、変形性関節炎、腱鞘炎、難聴などの症状が成人期にも発症することがある。これによって引き起こされる痛みや こわばりなどの症状に伴う身体的な制限は、仕事や社会活動 、精神的な安定 、セルフケアにも影響する。

今回の申請は、成人のXLHを対象とした無作為化二重盲検プラセボ対照試験である第3相 臨床試験と、非盲検単群試験である第3相臨床 試験の2つの試験から得られたデータに基づいて行った。


ニュースリリース参照
https://www.kyowakirin.co.jp/pressroom/news_releases/2020/pdf/20201005_01.pdf