2020年10月06日 |
宇部興産と荏原、日揮に廃プラガス化技術供与 |
【カテゴリー】:環境/安全 【関連企業・団体】:宇部興産 |
宇部興産は6日、EUP(Ebara Ube Process)を活用した廃プラスチックのガス化ケミカルリサイクル技術を、共同ライセンサーの荏原環境プラント(本社:東京都大田区、渡邉良夫社長)とともに、日揮グローバル(本社:神奈川県横浜市、山﨑裕社長)にライセンス供与したと発表した。 昨今、環境意識の高まりとともに廃プラスチックの処理は世界的な課題となっている。宇部など3社が取り組むガス化ケミカルリサイクルは、他の手法ではリサイクルが困難な異種素材や不純物を含むプラスチックを分子レベルまで分解し、アンモニアやメタノール、オレフィン等、様々な化学品に再生し、プラスチックやゴム、化学繊維の原料として活用することができる。 宇部興産と荏原環境プラントが開発したEUPは、廃プラスチックを酸素と蒸気で部分酸化してガス化し、化学品合成に利用可能な合成ガスを製造するプロセス。昭和電工が2003年、川崎事業所に導入(年間処理量約7万トン)した設備は順調に稼働し、内外で注目されている。 ニュースリリース参照 https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1601947969.pdf |