2020年10月06日
三井化米子会社、独・コーティング材料メーカー買収
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三井化学

三井化学は6日、米国の100%子会社で、ハードコート材を手がける SDC Technologies, Inc.(本社:アメリカ・カリフォルニア州)が、ドイツの超撥水・反射防止コーティング材メーカー COTEC. GmbH(本社:ドイツ・バイエルン州)を買収し、10月1日付で100%子会社化したと発表した。

三井化学グループのビジョンケア材料事業は、メガネレンズ材料からコーティング材料まで、さらに生産体制が拡充したことになる。メガネレンズ材料で、MRシリーズの高屈折率レンズ材料をはじめ、中・低屈折率のレンズ材料を揃えた。

コーティング材料では 、2008年のSDC買収に続いて、2010年に防曇コート材のFSI Coating Technologies、2014年にはUV硬化型ハードコート材のLTI Coating Technologies(2017年にSDCが吸収合併)をそれぞれ傘下におさめた。

今回、新たに超撥水・反射防止 コート材をもつCOTECを加えたことで、メガネレンズ市場に向けたコーティング・ソリューション事業がさらに強化された。

三井化学グループは、引き続きビジョンケア材料事業のポートフォリオを拡大させていく方針だ。