2020年10月07日 |
ダイセルのセルロース微粒子に環境省が“お墨付き” |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:ダイセル |
ダイセルは7日、化粧品素材として開発した酢酸セルロース真球微粒子「BELLOCEA」(製品名)が、環境省の「令和2年度 脱炭素社会を支えるプラスチック等資源循環システム構築実証事業」に「自然回帰性原料による合成系微粒子代替に関する実証」として採択されたと発表した。CO2排出抑制の“お墨付き”を得たかたちだ。 同採択を受けて、同社は「BELLOCEA」の事業化を加速し、環境省が進める「脱炭素社会を支えるプラスチック等資源循環システム構築」に貢献する。 「BELLOCEA」は、木材パルプから取り出したセルロースと天然に広く存在する酢酸を原料にした微粒子で、水に流すとセルロースと酢酸、最終的には水と二酸化炭素に分解され、環境にやさしい。 昨今、化粧品に含まれるマイクロプラスチックが海洋汚染などの原因物質として指摘され、各国で規制の動きがあるが、「BELLOCEA」は自然循環型素材のため、これらの懸念がない。 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1602054686.pdf ◆関連記事:2020年10月5日付「ダイセル、酢酸セルロース真球微粒子を開発」 https://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile/NCODE/55874 |