2020年10月08日 |
住化と大日住友薬、再生・細胞医薬へJV設立 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:住友化学、大日本住友製薬 |
住友化学と大日本住友製薬の両社は8日、再生・細胞医薬分野の製法開発、製造などを受託(CDMO)する新会社、「S-RACMO株式会社」を合弁設立したと発表した。 住友化学が有するiPS/ES細胞の基盤技術や医薬品製造ノウハウと、大日住友薬の再生・細胞医薬事業に関する高度な知見、実績を生かすことにした。 再生・細胞医薬分野のCDMO事業の市場規模は、2030年までに世界で約1.2兆円に拡大すると予想されている。 両社はグループシナジーを生かして、本市場でのシェア獲得、CDMOに関わる技術・ノウハウの蓄積および高度化に取り組む。 新会社は、大日住友薬が所有する再生・細胞医薬製造施設「SMaRT」の一部、および同社の総合研究所(大阪府吹田市)内に今後新設される再生・細胞医薬製造施設を使用してCDMO事業を実施する計画。 また大日住友薬は、S-RACMOによる製造を視野に入れ、CorneaGen Inc.(本社:米国ワシントン州)から日本における角膜内皮細胞の製造および製法開発の受託に向けて同社と交渉中だ。 【合弁会社の概要】 (1)会社名 : S-RACMO株式会社 (2)所在地 : 大阪府吹田市江の木町33-94(大日本住友製薬の総合研究所内) (3)代表者 : 社長・土田敦之(前 大日本住友製薬 リサーチディビジョン 研究企画推進部長) (4) 事業内容 : 再生・細胞医薬分野の製法開発、製造などの受託 (5) 資本金 : 5,000万円 (6) 設立年月日 : 2020年9月1日 (7) 株主構成 :大日本住友製薬 51%、住友化学 49% ◆「S-RACMO」は「Sumitomo」と「Regenerative And Cellular Medicine Organization」を組み合わせた造語。 <ニュースリリース参照> https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1602123587.pdf |