2020年10月09日 |
デンカ、5G向け最先端機能性セラミックス開発 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:デンカ |
デンカは9日、 5G および xEV に新たなサーマルソリューションを提供する最先端機能性セラミックス「 デンカ 球状マグネシア 」を10月から市場投入したと発表した。 5Gとは第5世代移動通信システムのこと。スマートフォンだけでなく、医療 ・防災等の他産業にも活用される次世代情報通信インフラであり、温室効果ガス削減に貢献する xEVとともに、持続可能社会の実現に重要な役割を担っている。 これらの次世代情報通信インフラや xEV の開発・普及に伴い、通信量の増加や高速化が進み、放熱材料に対する高熱伝導性や高信頼性の要求も高まる。 今回 市場投入する球状マグネシアは 球状アルミナの約 1.5倍の高熱伝導を示し、5G・xEVに求められる要求特性を満たしている。 同社は1915年の創業以来培ってきた、 無機材料の高温焼成・窒化反応・粒径制御等の 基盤技術を 元に 、 球状 溶融シリカ、 窒化ケイ素、 窒化ホウ素( BN )、球状アルミナ、蛍光体など、さまざまな機能性セラミックスを製造しており、半導体・電子機器、風力発電、通信基地局、自動車等の分野に幅広く使用されている。 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1602211761.pdf |