2020年10月09日
武田薬品、Arrowheadと肝疾患薬開発・販売で提携
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:武田薬品工業

武田薬品工業は9日、米国・Arrowhead Pharmaceuticals Inc. との間で、α-1アンチトリプシン欠乏症による肝疾患(AATLD)を対象として、現在臨床第2相試験の段階にあるRNA干渉(RNAi)治療候補薬「ARO-AAT」の開発に向けた提携およびライセンス契約を締結したと発表した。

ARO-AATは、AATLDの進行を引き起こす変異型α-1アンチトリプシン蛋白の産生を低減する目的で設計されたファースト・イン・クラスの治療薬となる可能性があるとしている。

同契約に基づき、武田薬品とArrowhead社は、ARO-AATを共同で開発するとともに、本薬が承認された場合、米国にでは両社が利益を50:50で折半する形で共同で販売を行う。

武田薬品は、全世界における販売戦略を主導する。米国外の地域でのARO-AATの独占販売権を取得する。
Arrowhead社は、売上収益に対する20ー25%の段階的なロイヤルティを受け取る。Arrowhead社は、3億米ドルの契約一時金を受領するとともに、開発、申請、販売マイルストンとして最大7億4000万ドルを受け取る権利を有する。


ニュースリリース参照
https://www.takeda.com/jp/newsroom/newsreleases/2020/20201009-8205/