2020年10月15日 |
アステラス薬、米バイオエレクトロニクス社を買収 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:アステラス製薬 |
アステラス製薬は15日、米国子会社を通じて同国のバイオエレクトロニクス会社、iota Biosciences, Inc.(本社:米国カリフォルニア州)を買収することでiota社と合意し、契約締結したと発表した。 iota社とは2019年8月、アンメットメディカルニーズの高い疾患を対象に、体内埋め込み型医療機器の共同開発契約を締結し、実施してきた経緯がある。 今回買収により、アステラス製薬はiota社独自の技術とバイオエレクトロニクス分野におけるトップタレントを獲得する。これまでの共同研究で見出してきたプロジェクトの開発を促進するほか、iota社独自の技術を用いた新たな疾患への適用および新規技術の開発に取り組むことで、バイオエレクトロニクス分野でのイノベーション加速を目指す。 iota社は、バイオエレクトロニクス分野に優れた業績をもつ2017年設立のスタートアップ企業で、同社は電力供給および無線通信に超音波を用いた独自の技術を活用し、バッテリーやケーブルの搭載が不要なこれまでにない極小サイズ(数ミリ以下)の体内埋め込み型医療機器の開発を行っている。 なお、買収によるアステラス製薬の2021年3月期連結業績への影響は精査中。 ニュースリリース参照 https://www.astellas.com/jp/ja/news/16126 |