2020年10月22日 |
カネカ、「脳動脈瘤塞栓コイル」米国販売を開始 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:カネカ |
カネカは22日、昨年日本で上市した新製品「脳動脈瘤塞栓コイル(製品名 i-ED コイル)」を9月から米国市場でも販売を開始したと発表した。 2020年4月に米国食品医薬品局( FDA )の承認を取得し、9月からカネカファーマ アメリカをじて販売している。今後、欧州やアジアにも販売エリアを拡げ、2023年度には売上高100億円を目指す。 「i-ED コイル」は、原材料である金属線の太さや構造の工夫により、コイルの柔軟性を世界最高レベル に高めた新型の脳動脈瘤塞栓コイル。柔軟性に優れ、従来品よりも動脈瘤内にコイルを高密度に詰められるだけでなく、不規則な形状の動脈瘤にも対応できる。 米国は、脳血管疾患の原因となる高血圧症、高脂血症、糖尿病など生活習慣に関与する患者が多く、脳動脈瘤の症例数も増加している。治療法については、開頭による外科治療よりも体への負担が少ない血管内治療が行われる割合が高まっており、今後、同製品の需要増加が見込まれている。 |