2020年10月23日
帝人、自動車軽量化へ グローバルプロジェクト参画
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:帝人

帝人は22日、ドイツ・アーヘン工科大学の関連組織(AZLアーヘン社)が主催する、自動車などの軽量化に寄与する技術開発のための産学共同のオープンイノベーションプログラム「AZLパートナーネットワーク」に参画すると発表した。

「AZLパートナーネットワーク」には、現在、各国から約90機関が加盟しており、熱硬化性・熱可塑性複合成形材料などの高機能材料専門メーカーが集結している。帝人グループはその中で、電気自動車(EV)用のバッテリーボックスの開発・製造に向けた8カ月間のプロジェクトなどに参画する。

次世代自動車像として「CASE」が注目され、環境負荷低減を目的とした自動車の電動化が進む中、軽量化や多機能化など、自動車を取り巻く環境は大きな変化が予測されている。

同社は、こうした変化に対応するため、2017年に米国のContinental Structural Plastics社(CSP社)を買収するなどしてきた。引き続きグローバル一次サプライヤーとして、自動車向け複合成形材料事業を積極展開していく方針だ。


ニュースリリース参照
https://www.teijin.co.jp/news/2020/10/22/20201022_01.pdf