2020年10月26日
富士フィルム、内視鏡診断機能 ソフトウエア発売
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:富士フイルム

富士フイルムは26日、AI技術を用いて大腸内視鏡検査時におけるポリープ等の病変の検出および腫瘍性・非腫瘍性の鑑別を支援する内視鏡診断支援機能「CAD EYE(キャド アイ)」を搭載したソフトウェア「EW10-EC02」を開発、富士フイルムメディカルを通じて11月30日から発売すると発表した。

「CAD EYE」は、同時に発売する機能拡張ユニット「EX-1」に「EW10-EC02」をインストールすることで、同社内視鏡システム「ELUXEO 7000システム」、「LASEREO7000システム」および「6000システム」を活用した下部消化管用スコープでの検査時に使用できる。

◆主な特長

(1) 内視鏡検査に適した操作性
 白色光およびLCI観察モード時には「病変検出支援機能」が、BLI観察モード時には「疾患鑑別支援機能」が自動で起動するため、CAD EYE機能を使用するための追加操作は不要。フリーズ操作 (撮影のために動画を静止させる操作) や拡大操作など追加操作もいらない。

(2) CAD EYE機能専用のモニターやスコープを必要としないシステム構成
 現在販売中の「ELUXEO 7000システム」、「LASEREO7000システム」および「6000システム」の下部消化管用スコープでCAD EYE機能を使用できる。専用モニターも必要ない。

(3) 内視鏡画面の妨げにならず、視線移動を最小に抑えた直感的なインターフェースを追求


ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1603688156.pdf