2020年11月04日
東北大、アレルギー性皮膚炎 制御メカニズム発見
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:東北大学

東北大学大学院 医学系研究科の大和田祐二教授(器官解剖学)らの研究グループは、アレルギー性皮膚炎の新しい制御メカニズムを発見したと発表した。

アレルギー性皮膚炎は接触アレルゲンによって引き起こされる皮膚炎の一種で、研究グループは、脂肪酸結合タンパク質 3型(FABP3)が、発症制御に重要な役割を果たしていることを明らかにした。

この研究成果は、幼体における脂質の摂取量や組成が成長後のアレルギー性皮膚疾患の発症および増悪に影響している可能性を初めて明らかにした、重要な報告となる。

将来的に、発達期の栄養コントロールによるアレルギー疾患発症予防へと発展することが期待される。

同研究成果は、10月22日、欧州アレルギー学会雑誌「Allergy誌」(電子版)に掲載された。


ニュースリリース参照
https://www.tohoku.ac.jp/japanese/newimg/pressimg/tohokuuniv-press20201102_01web_allergie.pdf