2020年11月05日
ダイセル「フランジ締結技術」で近畿発明協会賞
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:ダイセル

 ダイセルは5日、同社が発明した「フランジ締結技能判定装置」が、発明協会の20年度近畿地方発明表彰で「発明奨励賞」を受賞したと発表した。

 同社は「フランジ締結スキル判定装置及びフランジ締結スキル判定プログラム」として特許を取得しており、「D-BOLVISR」(Daicel Bolting Visualization System)の商品名で、明治屋(本社:東京都中央区、松沢幸一社長)に販売委託している。

 同社網干工場(兵庫県姫路市)で「ダイセル式生産革新手法」に取り組み中に開発したシステム。フランジの締結技能を可視化することができる。

 フランジ(英:Flange)とは、円筒形あるいは部材からはみ出すように出っ張った部分のこと。化学プラントでは、生産設備や装置と装置をつなぐ配管など、接続の多くがフランジで結合されている。

 このフランジからの漏れを大幅に低減させることで、定期修理工事後のスムーズなプラント立ち上げや、プラントの安全・安定運転に寄与する。今回、その効果の高さや地域産業への貢献などが評価された。


ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1604550958.pdf