2020年11月06日 |
昭和電工、電子材料用高純度ガスで中国に合弁会社 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:昭和電工 |
昭和電工は6日、電子材料用高純度ガス事業で、中国の成都科美特特種気体有限公司と合弁会社「成都科美特昭和電子材料有限公司」を四川省成都市に設立したと発表した。来年1月から営業開始する。 新会社は主に半導体製造工程で使用される高純度FC-14(テトラフルオロメタン、CF4)の最終製造工程を担う。 高純度ガスのCF4 は、昭和電工のガス事業の中でも主力製品の一つ。すでに40年以上の事業歴をもつ。 電子材料用ガスの中では最も基本・基礎的なエッチング用ガスで、取り扱いの容易さに加え、ますます進む微細化加工にも適しており、また半導体向けだけでなく有機EL製造工程などでの使用も拡大している。今後も堅調に需要が増加していくと見込まれている。 今回の事業強化策により、同社のCF4 事業は、川崎事業所(神奈川県川崎市)と合わせ2拠点体制となる。東アジア地区の安定供給体制強化につながる。引き続き半導体プロセス材料事業の拡充を図っていく方針だ。 <合弁会社の概要> ◇社名 成都科美特昭和電子材料有限公司 (Chengdu Kemeite Showa Electronic Materials Co., Ltd.) ◇本社住所 中華人民共和国四川省成都市彭州市 ◇設立日 2020年10月30日 ◇資本金 400万人民元 ◇出資比率 昭和電工 40%、成都科美特特種気体 60% ◇事業内容 高純度CF4の製造・販売 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1604630352.pdf |