2020年11月12日 |
豊技大など「バーチャル空間/運動特性」解明 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:科学技術振興機構 |
豊橋技術科学大学とUM-CNRS LIRMM(モンペリエ大学とフランス国立研究所)、東京大学、慶應義塾大学の研究チームは11日、バーチャルリアリティー(VR)空間において、2人が1つのアバターを共有して共同作業を行うシステムを開発したと発表した。 この共有身体アバターの動きは、2人の参加者の動きを平均して生成した。これを用いて、ランダムな位置に現れる物体に手を伸ばす動作を行うと、共有身体アバターの動きは、共有身体アバター操作者の動きや共有身体でない場合の動きよりも直線的で滑らかになることが分かった。 この理由は操作者が自分自身の動きよりも、共有身体の動きを無意識に最適化し優先するためと考えられる。 この知見は、VRやロボティクスを用いた身体の共有による新しい共同作業方式の提案と基礎設計に貢献することが期待される。 同研究成果は、11月10日(米国東部時間)に「iScience」に掲載された。 ニュースリリース参照 https://www.jst.go.jp/pr/announce/20201111/pdf/20201111.pdf |