2020年11月24日
10月のOPPフィルム、国内出荷 4カ月ぶり回復
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:日本ポリプロピレンフィルム工業会

日本ポリプロピレンフィルム工業会は24日、10月の延伸PPフィルム(OPP)と無延伸PPフィルム(CPP)の生産・出荷実績を発表した。

新型コロナウイルスによる消費減速が続いたが、国内出荷はOPPフィルムが7月から4カ月ぶりに前年比プラスに転じた。CPPの国内出荷はなお前年割れ。

▽OPPフィルムは、生産が19.4千トン(前年比96.8%)で8月以来3カ月連続のマイナス。国内出荷は20.3千トン(同100.9%)で4カ月ぶりに回復した。輸出は226トン(93.0%)だった。

出荷内訳は食品用が16.2千トン(102.4%)、繊維・雑貨用も1.27千トン(101.4%)と前年を上回ったが、工業用は2.80千トン(92.6%)と、なおマイナスが続く。

▽CPPフィルムは、生産が15.2千トン(108.9%)で、3カ月連続のプラスとなった。国内出荷14.0千トン(98.7%)、輸出は489トン(106.5%)で、出荷計は14.5千トン(98.9)と4カ月連続して前年を割った。

国内向け内訳は、食品用が11.7千トン(97.3%)で微減ながらも4カ月連続の前年比マイナス。工業用は808トン(119.9%)、繊維・雑貨用は1,503トン(100.3%)とプラスだった。


出荷実績表
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1606204429.pdf

OPP
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1606204429.pdf

CPP
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file3_1606204429.pdf