2020年11月30日
10月の鉱工業「生産は持ち直している」据え置き
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:経済産業省

経済産業省が30日発表した10月の鉱工業生産指数(2015年=100、季節調整済み)速報値は、生産が前月比3.8%上昇の95.0、出荷が4.6%上昇の94.7だった。生産、出荷ともに5カ月連続の上昇。在庫は1.6%低下の95.9、在庫率は3.0%低下の114.3だった。

鉱工業生産予測調査によると、11月(前月比2.7%)、12月(同▲2.4%)だった。
基調判断は、8月以来の「総じてみれば、生産は持ち直している」を据え置いた。

業種別にみると、生産が上昇した業種は、汎用・業務用機械工業(前月比17.9%増)、自動車(6.8%増)、電気・情報通信機械工業(8.4%)など全15業種のうち12業種。低下したのは電子部品・デバイス工業など3業種だった。化学工業は、低下した業種の内でも最下位で▲2.1%と振るわなかった。

業種別で化学工業(除、医薬品)は、生産が前月比▲0.8%の96.3、出荷3.0%の99.0、在庫は▲3.5%の116.9だった。生産は6月以来5カ月ぶりのマイナス、出荷は2カ月ぶりのプラスだった。