2020年11月30日 |
昭電など、川崎市と「プラ資源循環」実証開始 |
【カテゴリー】:環境/安全 【関連企業・団体】:昭和電工 |
川崎市と昭和電工、日本マクドナルドの3者は30日、環境と経済を両立させた持続可能な循環型・脱炭素社会の実現に向けた取り組みとして、川崎市内のマクドナルド8店舗から排出される使用済みプラスチックを、昭電のリサイクル施設で低炭素水素へ再生する実証事業を開始したと発表した。 さらに、マクドナルド(川崎南加瀬店)で配達用に使用しているEVバイク燃料に、リサイクルする実証事業を12月1日から開始する。 現在、使用済みプラスチックは、焼却によるCO2発生や、海洋流出による生物への悪影響などが、世界的な課題になっている。 国内でも一部は製品等にリサイクルされているものの、大半はリサイクルされず、燃焼あるいは埋め立て処理されている。 今回の実証事業は、これまでリサイクルが難しいとされてきた使用済みプラスチックを、ごみではなく低炭素なエネルギーとして再利用するための実験で、市と昭和電工、日本マクドナルドの3者で連携して取り組む。 具体的には、参加する川崎市内のマクドナルド8店舗から排出されたストローやリッド(カップのふた)などの使用済みプラスチックが、昭電のケミカルリサイクルによりプラスチックから水素にリサイクルされ、さらにマクドナルド川崎南加瀬店のマックデリバリーサービスで使用しているEVバイクのエネルギーとして使用する。 これにより、ケミカルリサイクルによるCO2の削減効果の検証、技術的・運営上の課題、回収・運搬の効率化の検討など、実証後の展開に向けた総合的な課題抽出等を行う。 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1606712820.pdf |