2020年12月09日 |
三菱ケミカル、米ルイジアナにMMAモノマー用地取得 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:三菱ケミカル |
三菱ケミカルは9日、米国で独自技術の「新エチレン法(アルファ法)」 によるMMAモノマ ー の大型プラントを建設するため、ルイジアナ州ガイスマーに用地を取得したと発表した。 2022年央ばを目途に投資の最終判断を行うが、2025年中に年産35万トンのMMAモノマー生産設備を稼働させる計画だ。世界最大の市場シェアをさらに拡大する。 同社は2010年代の前半から、米国シェールガス由来のエチレンを原料に、「新エチ レン法(アルファ法)」 によるMMAモノマ ーのプラント建設に向け、候補地を検討していた。 今回取得する土地は、エチレンをはじめとする原料調達が容易で、ミシシッピ川 を利用しての物流面の優位性など立地条件に恵まれていて、競争力の高い MMAモノマ ー 事業の展開が可能になる。 新エチレン法(アルファ 法)は、2008年 に同社グループのル ー サイト 社が開発した技術。 同製法のプラ ント建設は、三菱ケミカルにとって、シンガポールとサウジアラビアに続き3 番目となる。 プラント規模の年産35万トンは これまで最大規模だったサウジアラビア(SABICと合弁)の同25万トンを超え世界最大となる。プロジェクトは単独出資によって進める。 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1607480264.pdf |