2020年12月09日
積水化、CDP・気候変動と水セキュリティでAリスト
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:積水化学工業

積水化学工業は9日、国際的な環境非営利団体のCDPから2020年の「気候変動」および「水セキュリティ」の両部門でAリスト企業に選定されたと発表した。「気候変動」部門は3年連続、「水セキュリティ」部門では初のAリスト選定となった。

CDP は、企業や都市が温室効果ガスを削減し、水資源を保護し、森林を保護することを推進する国際的な非営利団体。515 強の世界の投資機関および150 社強の購買組織を代表し、「気候変動」、「森林減少」および「水のセキュリティ」に関する問題への効果的な対応について質問票による調査を実施し、回答を評価している。

2020 年は評価対象となった5,800 社強の中で、日本企業からは同社を含め、「気候変動A リスト」に53 社、「水セキュリティA リスト」に30 社が選定され、両部門でA リストに選定された企業は17 社だった。

積水化学グループは、今年4月に2030 年までの長期ビジョン「Vision2030」を策定し、サステナブルな社会の実現に向けて、LIFE の基盤を支え、“未来につづく安心”を創造する」をビジョンステートメントとして発表した。

また、8月には環境長期ビジョン「SEKISUI 環境サステナブルビジョン2050」を策定し、2050 年を見据えた環境課題への取り組みの方向性を再設定した。

気候変動課題に対する取り組みでは、脱炭素社会の実現を目指す。2050 年に企業活動における温室効果ガス排出量をゼロにする長期目標を設定し、バックキャストした2030 年には購入電力を100%再生可能エネルギーに転換することを目指している。

また、水リスク課題に対する取り組みとして、持続的な操業のために同社グループが受ける水リスクを最小化し、生物多様性の保全のためにグループが与える水リスクを最小化する。サステナビリティ貢献製品や流域関係者との協業を通じて、地域の水課題解決に貢献する。


ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1607491574.pdf