2020年12月09日
昭電、中国の高純度ガス事業拡大へ 西安に分公司
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:昭和電工

昭和電工は9日、中国における電子材料用高純度ガス事業強化のため、陝西省西安市に「上海昭和化学品有限公司」の分公司を設立、12月から営業を開始したと発表した。中国での電子材料用高純度ガスの営業・物流拠点としては、上海、武漢に続き3拠点目となる。

半導体の需要はこのところ、第5 世代移動通信(5G)やクラウドサービスの普及、動画コンテンツの増加等によるデータ量の増大などから急増している。

とくに中国では、政府の産業育成策もあって急拡大しており、これに伴い高純度ガス事業も急成長中だ。

昭電はこれまでも、現地の高純度ガス市場を取り込むため、武漢に分公司(営業・物流拠点)を開設し、上海工場の用地を拡張、さらに製造設備及び危険物倉庫の増設、成都での合弁会社設立するなど、電子材料用高純度ガス事業の拡大策を積極的に進めてきた。

今回、西安市に新たに営業・物流拠点として分公司を設置することで、さらなる顧客サービス向上と安定供給体制の強化を図ることになる。


ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1607489520.pdf