2020年12月09日 |
東ソー、新エチレン船「翔陽」竣工 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:東ソー |
東ソーは9日、グループ企業の東ソー物流(本社:山口県周南市)が、7日に新エチレン輸送船「翔陽」を竣工したと発表した。現有タンカーが老朽化したため更新した。建造費は非開示。 「翔陽」は、ガス状のエチレンをマイナス103度まで冷却して輸送できる国内でも数少ない冷却液化タンカー。 エチレン積載量は1600トンで、主に四日市ー南陽工場間を就航する。「内外航併用船なので、海外に運ぶこともできます」(広報室) 環境にやさしい設計を採用し、最適な船型、エコステータ(省エネプロペラ)、摩擦抵抗低減型塗料などを用いた。さらに、トラックコントロール(自動航路維持システム)付の電子海図装置搭載による最適航路実現など燃料消費量の低減を実現した。今後、東ソーグループのグローバルサプライチェーン強化に一役買いそうだ。 【翔陽の概要】 ◇サイズ 全長×全幅 96m×15m ◇総トン数 3,076 トン ◇載貨重量トン数 2,819.75 トン ◇輸送能力 1,600 トン ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1607497729.pdf |