2020年12月15日
第一三共、非小細胞肺がん剤、第2臨試開始
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:第一三共

第一三共とアストラゼネカ(本社:英国ケンブリッジ)は15日、DS-1062(TROP2に対する抗体薬物複合体)について、Actionable遺伝子変異を有する切除不能な非小細胞肺がん患者を対象とした第2相臨床試験を開始したと発表した。

特定の遺伝子変異を有する切除不能な非小細胞肺がん患者の早期治療ラインでは、チロシンキナーゼ阻害剤による標的治療が推奨されている。だが、患者に薬剤耐性が発現すると、治療の選択肢は限定的なものとなる。

同試験は、Actionable遺伝子変異を有し、チロシンキナーゼ阻害剤と化学療法による治療後に病勢進行した切除不能な非小細胞肺がん患者を対象に、有効性と安全性を評価する第2相臨床試験。
北米、欧州、アジア地域で約150名の患者を登録する予定となっている。


ニュースリリース参照
https://www.daiichisankyo.co.jp/files/news/pressrelease/pdf/202012/20201215_J.pdf