2020年12月21日
AGCの「因果連鎖分析」JX金属グループに提供
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:AGC

AGCは21日、同社が開発したビジネス課題の設定手法「因果連鎖分析」を、JX金属グループ(JX金属:村山誠一社長)に提供したと発表した。

このところ企業に存在する膨大で複雑なビッグデータをいかに有効活用するかが、競争力を高める上で重要となっている。統計学やAI、IT技術などビッグデータを分析するための手法は多数存在するものの、分析の前提となるビジネス課題が適切に設定されていないため、せっかくのビッグデータが有効活用できていない事例も数多く見受けられている。

AGCは2019年、ビジネス課題を設定するための手法として「因果連鎖分析」を確立。製造業を中心に幅広い業種のビジネス課題解決に貢献してきた。また同年、滋賀大学データサイエンス学部に本手法を導入し、将来を担うデータサイエンティストの育成に注力してきた。

今回、JX金属グループのJX金属苫小牧ケミカル社で改善事例の解析に因果連鎖分析を導入し、従来手法でデータ解析するよりも容易に燃焼設備の最適操業条件を見つけ出すことができた。

<ニュースリリース参照>
https://www.agc.com/news/pdf/20201221.pdf