2020年12月22日 |
帝人、LiB用セパレータで上海企業と包括契約 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:帝人 |
帝人は22日、上海恩捷新材料科技股●有限公司(本社:中国上海市、「上海エナジー」)との間で、リチウムイオン二次電池(LiB)に使用される溶剤系コーティングセパレータの製造に関する包括的な技術ライセンス契約を締結したと発表した。 世界的に、電気自動車(EV)の普及が加速しており、安全で長距離走行可能なLiBの需要が急速に拡大している。こうした中、同社は2019年11月、世界トップクラスの基材生産能力とコスト競争力を持つ上海エナジー社との間で、車載用LiBに使用されるフッ素系化合物による溶剤系コーティングセパレータの製造に関する技術ライセンス契約を締結した。 同契約をもとに、帝人のコーティング技術と、上海エナジーの基材生産能力およびコスト競争力を融合して生産するセパレータ製品は、市場で高い評価を得ているところから今回のライセンス契約となった。 契約対象となるのは、フッ素系化合物のコーティングセパレータにアラミドのコーティングセパレータを加えた、同社保有の溶剤系セパレータ関連特許。 対象用途は、従来の車載用に加え、スマートフォン、タブレット、モバイルパソコンなどの電子機器用や、電力貯蔵システム用などとなっている。 (注)●はにんべんに分 |