2020年12月25日
三菱ケミ、福井に炭素繊維複合材料 パイロット
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三菱ケミカル

三菱ケミカルは25日、 熱可塑性樹脂を用いた炭素繊維複合材料(CFRTP)のパイロット設備を福井県に新設すると発表した。2021年中に稼働開始の予定。

航空機や自動車などのモビリティ用途では、環境規制等を背景に機体や車体の軽量化要求が高まっており、軽さと強度を兼ね備えた炭素繊維複合材料( CFRP )の利用の拡大が見込まれている。

三菱ケミカルはCFRPに豊富な技術をもち、このほど、福井県工業技術センター(山本雅己所長)の支援と技術シナジーによって高品質なCFRTPを高効率に製造できる技術を確立、パイロット設備の新設となった。

これまで輸入品が中心だった国内のCFRTP 市場に対して、同社ブランド「 Kyron 」シリーズ の新製品として市場展開していく方針だ。


ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1608872072.pdf