2021年01月13日 |
アステラス薬、Actinium社と放射線治療 共同研究 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:アステラス製薬 |
アステラス製薬は13日、Actinium Pharmaceuticals 社(本社:米国ニューヨーク州 )と分子標的型放射線治療に関する共同研究を開始したと発表した。アステラス製薬がRx+事業(注)の一環として進める、診断と治療を融合させたセラノスティクス開発の取り組みとなる。 セラノスティクス(Theranostics)とは、治療(Therapeutics)と診断(Diagnostics)を組み合わせた言葉で、患者それぞれの病変の位置や状態を診断し、それぞれに適した治療かどうかを判定しながら行う治療法をいう。 両社はアステラス製薬がこれまでに創薬ケイパビリティをもとに見出したがん領域の標的分子と、Actinium社が有するα線放出核種を用いた核医学の技術を組み合わせた治療薬の効果の検証に取り組む。 標的分子に対する診断薬は、すでにアステラス製薬で前臨床試験を実施中。共同研究で有望な治療薬候補が見出された場合、セラノスティクスの開発に向けて診断薬と治療薬を組み合わせた臨床試験を開始する予定だ。 (注)Rx+事業とは : 医療用医薬品(Rx)事業で培ったアステラス製薬の強みをベースに、最先端の医療技術と異分野の先端技術を融合させることで、Patient Journey(診断、予防、治療および予後管理を含む医療シーン全般)全体において患者に貢献し単独で収益を生み出せる事業をいう。 ニュースリリース参照 https://www.astellas.com/jp/system/files/news/2021-01/20210113_jp_1.pdf |