2021年01月13日
三井化学の医療物資緊急増産に経産省から感謝状
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三井化学

三井化学は13日、新型コロナウイルスの流行拡大に対応して、いち早く医療用ガウンやマスク向け不織布を増産し、供給安定に貢献したとして、昨年12月、経済産業省から感謝状を受領したと発表した。

同社はウイルス感染者が急増しはじめた2020年春、経産・厚労両省から要請を受けて、同社名古屋工場と100%子会社のサンレックス工業(三重県四日市市、川人光一郎社長)で、おむつ等の衛生材用不織布の製造ラインを活用して緊急生産体制を確立。4月から医療用ガウン(アイソレーションガウン)向けに不織布供給を開始した。

マスク用メルトブローン不織布(商品名:シンテックス MB)も8月に増能工事を行った。また、マスク用ノーズクランプに使用される形状保持プラスチック線材(商品名:テクノロート)の増設工事を10月に完工し、11月から商業運転を開始した。これでマスク用ノーズクランプの生産能力は、年産マスク30億枚相当に増大した。


ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1610511495.pdf