2021年01月18日
富士フィルム、超音波画像診断装置 新発売
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:富士フイルム

富士フイルムは18日、ノイズをおさえて、高画質な画像を提供する、FUJIFILM Sonosite, Inc.の超音波画像診断装置「Sonosite PX (ソノサイト ピーエックス)」を、富士フイルムメディカルを通じて、同日から発売すると発表した。高画質とともに、使いやすさを追求した。医師による重篤度の判定や処置をサポートする。

近年、超音波検査が患者の身体的負担が少ない低侵襲の検査として注目され、病院の検査室に加え、救急室や集中治療室などでの重篤度の判定のほか麻酔科、整形外科での処置の場面などでも活用されている。これらの現場では、観察画像が高画質であること、操作がシンプルで使いやすいことなどが求められている。

今回発売する「Sonosite PX」は、富士フイルムの画像処理技術「Clear Visualization」を搭載することにより、ノイズをおさえて、コントラストを効果的に強調し、組織の境界や小さな構造物も明瞭に描出された画像を提供するなどの特徴を有している。

また、プローブは、超音波を効率よく被写体内に入射させる音響整合層や、受信した超音波の変換効率を向上させる単結晶材料を採用した圧電素子などの構造をもち、高感度化と深さ方向の解像度の向上を実現した。


ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1610938144.pdf