2021年01月22日
住商、オマーン・水素プロジェクト FS開始
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:住友商事

住友商事は22日、オマーンの石油・ガス開発事業者であるARA Petroleum 社と共同で、同国の水素ハイブリッド地産地消プロジェクトについて事業化可能性調査を開始したと発表した。

水素は、石油生産時に発生する随伴ガスを有効活用し「水蒸気改質法」で製造することができる。オマーンは水素の活用に積極的に取り組んでおり、住商は2020年3月、同プロジェクトについてARAとMOUを締結した。

鉱区内で発生した随伴ガスから年間300~400トンの水素を製造し、主にARAが鉱区内で導入する燃料電池自動車の燃料として活用するとともに、回収したCO2は地場産業向けに有効活用する計画。

また、20メガワット規模の太陽光発電パネルを併設し、鉱区や水素製造設備などの電源として活用する。
2023年の商業運転の開始を目指す。