2021年01月27日 |
東ソー、塩素化パラフィン 4月から値上げ |
【カテゴリー】:市況 【関連企業・団体】:東ソー |
東ソーは27日、塩素化パラフィンの価格改定実施を発表した。4月1日出荷分からA40系グレードの販売価格を現行価格から1キログラムあたり120円以上、150系グレードを同90円以上引き上げる。 塩素化パラフィンは、直鎖状の炭化水素を塩素置換した化合物で、主に塩ビ樹脂の二次可塑剤として、拡張特性や耐老化性の改善に用いられるほか、塗料添加剤、ゴム配合剤、布地の防炎、防水剤などとして使用される。 同社は、国内唯一の塩素化パラフィン生産メーカー。これまで安定供給に努めてきたが、事業環境は厳しく自助努力の範囲を超えており、プラントの老朽化など設備維持コストの増大もあって、安定供給継続のためにも価格改定せざるを得ないと判断した。 |